「値下げできますか?」と聞かれたから応じたのに、結局買われない…。
メルカリ出品者なら、一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
値下げ交渉だけして音信不通になる人、意外と多いんです。

この記事では、「なぜそんな人が多いのか?」という原因を掘り下げつつ、出品者としてどこまで対応すべきか、どのタイミングで“スルー”を選んでよいかを解説します。
ストレスの少ない取引のために、判断基準を整理しておきましょう。
値下げ依頼だけして買わない人が増えている?出品者のリアルな声
最初に、値下げ依頼だけして「買わない人が増えている?」出品者のリアルな声から見ていきますね。
「値下げ依頼には応じたのに、結局買われなかった…」



実際、SNSや口コミでも「買う気がないのに値下げ交渉だけしてくる人が多すぎる!」という声が目立ちます。
出品者はコメントに丁寧に返したり、価格を変更したりと労力をかけていますが、購入に至らないケースが続くと、ストレスや不信感も大きくなります。
- 「○○円にしてくれたら買います」と言われて変更したのに、音信不通
- 値下げに応じた数分後に「やっぱり考えます」とキャンセル気味な返答
- 「いいね」だけして値下げ依頼後に無反応のまま数日放置
- 「検討中です」と言われてそのまま取引終了、再出品の手間だけ残る
- 複数人に同時に交渉しているらしく、返信がないまま別で購入された
こうした行動は、出品者の時間や労力を無駄にするだけでなく、
「また同じことになるのでは…」
という不信感を招き、今後の値下げ交渉に対しても慎重・消極的にならざるを得なくなります。
また、良識ある購入希望者にとっても、こうした“交渉だけマン”の存在が、値下げ交渉全体の印象を悪くしているのが現実です。



次章では、どんな相手ならスルーしてよいのか、見極める基準について解説していきます。
なぜ買わない?メルカリで値下げ依頼が放置される3つの理由
次に「なぜ買わないのか?」メルカリで値下げ依頼が放置される3つの理由について確認していきます。
「値下げできますか?」とコメントが来たから対応したのに、返信も購入もなし…。



ここでは、値下げ依頼だけして購入に至らない3つの主な理由を整理して解説します。
出品者として心構えをしておくと、余計なストレスを減らすことにもつながります。
① とりあえず言ってみた(値下げ前提の“クセ”)
メルカリでは「値下げ交渉が当たり前」と思っているユーザーも多く、特に強い購入意思がないまま、反射的にコメントする癖がついているケースがあります。
値下げに応じても、実はそこまで欲しい商品ではなく、自然と放置される…。
② 他の商品と比較中だった
複数の商品を同時にチェックしていて、より条件の良いものが見つかるまで保留にしている人も多いです。
出品者としてはやり取りが止まってしまい「結局どうなったの?」というモヤモヤが残ります。
③ 転売・仕入れ目的の下見だった
中には転売目的で安く仕入れたいだけのユーザーも存在します。
値下げに応じたあと、別の出品者からさらに安く手に入った場合、あなたの商品はそのままスルー…ということも。
このように、コメントをもらったからといって「購入確定」と期待しすぎると、がっかりしてしまうのも無理はありません。



次の章では、そんな“曖昧な交渉”にどう対応するか、「スルーしてOKな判断基準」について詳しくご紹介していきます。
値下げ後に買われない…出品者が感じるストレスと損失とは?
「希望額に下げたのに、結局買われなかった…」
そんな取引が続くと、出品者としては思った以上に心にも負担が残ります。



ここでは、値下げ後に購入されなかった場合に出品者が感じる主なストレス・デメリットを整理しておきましょう。
1. 心理的ストレス・モチベーションの低下
値下げ交渉に応じたにもかかわらず買われないことで、「時間を無駄にした」と感じてしまう
出品者にとっては“好意”での値下げ対応が裏切られたように感じ、信頼をなくす原因に
「また同じようなコメントが来るのでは…」と、交渉対応自体が嫌になることも
2. 販売タイミングを逃す機会損失
値下げ後の一定時間、「この人が買うかもしれない」と他の購入者対応を保留にしてしまうことがある
その間に“買いたい”と思っていた別のユーザーが離れてしまう可能性も
特に即購入の多い人気商品やセール時期などは、売り時を逃すのは大きなロス
3. 不要な価格変更によるブレと信頼低下
一度値下げすると価格の一貫性がなくなり、他の購入検討者に「すぐ下がる出品者」と見られる恐れ
それが“さらなる値下げ依頼”を招く悪循環につながることも



購入の意志が感じられない相手には、「応じない」「あえてスルーする」という選択も、立派な自己防衛です。
次章では、実際にどんなパターンならスルーしてOKなのか、判断基準をご紹介していきます。
「値下げしても買われない」を防ぐための5つの出品テクニック
値下げに応じたのに購入されない。
そんなガッカリ経験を減らすためには、出品時点での工夫が重要です。
「本気で買いたい人」だけに反応してもらうための仕掛けをしておくことで、ムダなやり取りを減らし、気持ちよく取引を進められます。
ここでは、値下げ依頼後の“放置”や“ドタキャン”を防ぐためにできる、5つの実践的なテクニックをご紹介します。
1. プロフィールに「即購入歓迎・値下げ交渉慎重に」と明記
あらかじめプロフィールにスタンスを明示しておくと、交渉だけの軽いコメントを牽制できる
例:「即購入歓迎します。値下げ交渉は本気の方のみお願いします」など
2. 商品説明に「値下げ後は即購入をお願いします」と記載
値下げ後のキャンセルを避けるため、「希望金額を提示された場合は、購入前提でお願いします」と促す文言を入れる
丁寧かつ強めに購入意思を問うことで、放置されるリスクを軽減
3. 最初から「希望価格」に近い価格設定を心がける
値下げ交渉の余地を与えすぎないことで、本気度の高い購入者が集まりやすい
過剰な値下げコメントを減らすためにも、価格設定で主導権を持つ
4. コメント対応は「即対応」より「見極めて返信」
コメントが来たからといってすぐに応じず、相手のプロフィールや評価を確認
信頼できる相手かを判断してから返信することで、無駄な対応を防げる
5. 複数希望者がいる場合は「早い者勝ち」の姿勢を見せる
「◯◯円でお願いできますか?」という依頼が来た際に、他の購入者も検討中であることを伝えることで、買う気がある人の行動を促進
“すぐ買う人が優先される”という空気を出しておくと、放置されにくくなる
これらのテクニックを取り入れることで、値下げ対応の負担を減らし、スムーズな取引を実現できます。
無理に交渉に応じるのではなく、「誠実な買い手」とのやりとりに集中できる環境づくりを意識していきましょう。
ムダなやり取りを減らす!出品者ができる対策チェックリスト
「値下げ依頼が来たのに買われない」「返信しても音信不通」



買う気のないユーザーに時間を使わず、スムーズな取引を増やすために、今すぐできる対策をチェックリストにまとめました。
プロフィール文にスタンスを明記しておく
例:「即購入歓迎、値下げ交渉は本気の方のみ対応します」など、方針をはっきり伝えることで軽い気持ちのコメントを防げます。
商品説明文にも“取引ルール”を加える
「値下げ後は即購入をお願いします」「コメントなし購入OKです」など、一文あるだけで相手の行動が変わります。
価格設定を“交渉されにくい範囲”に整える
相場より大幅に高すぎない価格にすることで、「まずは値下げしてみよう」的な依頼が減少します。
評価や過去の取引歴から相手を見極める
いいねやコメントが多くても評価が極端に少ない/悪い場合は、慎重に対応しましょう。
即返信せず、少し様子を見るのもアリ
焦って対応するよりも、一定時間返信を保留することで“本気度の低いユーザー”が自然に離れていくこともあります。
このように、取引前のひと手間を加えることで、「値下げだけして買わない」行動を最小限に抑えることができます。
すべてに丁寧に対応しすぎる必要はありません。
大切なのは、自分のペースで気持ちよく取引できる環境を整えることです。
値下げ依頼に振り回されない!“売りたい相手”を見極めよう
メルカリでは、値下げ交渉は日常的に行われていますが、すべての依頼に応じる必要はありません。



今回ご紹介したように、「とりあえず言ってみただけ」「転売目的」「購入意思のない冷やかし」など、値下げコメントの背景にはさまざまなパターンがあります。
こうした行動に一喜一憂するのではなく、“本当に買いたい人”に向けて出品を整える視点が大切です。



また、相手のプロフィールや過去の評価を見て対応を判断することも、自分を守る一つの方法です。
感情的にならず、冷静かつ戦略的に
「売りたい相手」を見極めていくことが、メルカリでの取引を気持ちよく続ける最大のコツです。
ストレスを手放して、もっと前向きに“売りたい人とだけ取引する”スタンスでいきましょう。