私とともみさんはメルカリ在宅のスクールを運営してるんですけれども、とみさんは長崎の出身で、お母さんが長崎から東京に来られました。
今回は起業した娘を持つ母親の心境についてお話ししていただきたいと思います。
ともみのママは現在68歳で、元々看護師をしてました。(ともみママの会話)
60歳で定年してから今はピアノをやったりとかしています。ちょっと前までフラもやっていました。人生謳歌している感じですね。
ちーママのママは62歳で、メルカリをやって5年くらい経ちますね。(ちーままのママの会話)
岡山出身で、私が離婚する時に東京に一緒に出てくれて、今は子供と3人で一緒に住んでくれています。ピアノと山登り、畑をやっています。
早速、質問していきたいと思います。
お母さんから見て、ともみさんが起業してお仕事もやめて一人でやっていくと聞いた時、どんな感じでしたか?
東京と長崎なので、電話でそういうのを聞いたのでとても不安でしたね。
私も会社員でずっと過ごしてきたから。長男も会社員で、長女もそうだったので、ちょっと見守りしないといけないかなって。
大丈夫かなっていうのが第一印象でした。
電話をかけるたびに私もいろんな情報を検索して、大丈夫なのかなとか話をしながらいました。
でも、結論はもう本人が決めたことなので、親が言っても仕方ないし、もう信じるしかないかなと思いましたね。
親が「ダメ」って言って口うるさかったら、私たちもやってなかったかもしれないですね。
道筋を全部決める感じだったんですか?
私が美容師になったのも母が影響で、母は看護師ですけど、「看護師にはならなくていいから」と言われて。
ともみの性格上、美容師が向いてるんじゃないかなって言われたので、その道を選んだんです。
母が言っていたのは、18歳になったら家を出すっていうことで、国家免許を持っていたら融通が利くから、とにかく何か免許を持っていなさいって。幼少の頃から言ってました。
お母さんたちはいつまでもいるわけではないから、自分で自立しないといけないから、18以降はもう自分で道を決めていきなさいって。それで家から出ました。
うちも18歳で高卒してすぐ京都に行きました。
もう、岡山にの家に残ろうかなと思ったんですけど、お父さんが「出ていけ」と言ったんです。
そうですね。
今までにない仕事なので、初めて説明されたとき、そんな仕事でやっていけるの?となりました。
いや、わからなかったよ。(笑)
安く買って高く売るっていうことを個人でやるというのは、全く理解ができなかったね。
会社があってその会社から商品をして売るものなのに、なんであなたたちが個人的にできるの?って感じ(笑)
でも、今成功してるからいいけど、最初の1年はちょっと違うことをやってましたよね。それに切り替わる時もどっちにしようか悩んでたし。
でも投資がなかなか安定しなくて、メルカリ物販に出会って、「これならお母さんと子供も養っていけるな」と思って始めたんです。
その切り替わりの時も「どっちにしようかな」って相談されたから、「自由にどうぞ」と責任を負いたくないから言いました。(笑)
半年ぐらい経ってから自分で利益が出せるようになったので、親に言っても大丈夫だなと思ってから言いました。
それで母としっかりとテレビ電話で顔を見て話しました。
子供にも親にも迷惑かけないから、40歳までに結果が出なかったら諦めて雇われで働きますと言いました。
私の父親は「やりたいことやれるっていいな」と言って応援してくれました。
やってダメでも本人の責任ということで、という感じでした。
どうにかくっつけようと思ったけど無理だと思いました。
1回目の結婚は5年くらいで、2回目は3ヶ月でした。さすがに怒られました。「いい加減にしなさい」と言われて。
結婚すると決めてきたから、大丈夫かと思っていたけど、45日で離婚したときは、やっぱりとは思いました。
実家に帰るつもりだったんですけど、長崎で美容師として再スタートするのは難しいと母に言われて、子供を出産して東京に残ることにしました。
何かあったら、お母さんが東京に行くと言ってくれたので、なんとか頑張れました。
主人がもういなかったので、それなら東京に行こうかという感じでした。
母は友達がたくさんできて楽しそうです。こっちのママ友と違って畑もやっています。
娘が一人で仕事をするのを見てどう思いましたか?
最初は会社員で働いてと思っていましたが、この子だけは自由にさせてあげたいと思いました。
実家が民宿をやってたんですけど、お父さんが亡くなった時にやめたんです。
お父さんやお母さんの大変な姿を見てきたから、自分は絶対自営業はやらないと思ってたんですけど、結局自分でやってるから、その素質があったのかな。
メルカリの物販を始めてからは変わりました。
ともみはそれを始める前は大変な時もあったみたいで、支援を少しだけしていました。
でも、物販を始めてからは心配はなくなりました。自立できてるからそれは良かったです。
旅行にも連れていってくれたりしてくれています。
東京で暮らしていてすごいなと思います。よくやってるなと。
本当にすごいですね。頑張っていますよ。
私はお母さんと一緒に住んでる高校生まではそんな外に出て行く感じじゃなかったから、お母さんが変わった。
そうだね、自由になった。
私のお母さんはもう家に行ってご飯作って家のことやってるお母さんしか知らない。
山に行くとか、旅行もほとんど行ってないよね。
環境が変われたんですよね。経済的なものもそうですよね。そういうときがないとなかなか変わらない。
一緒に暮らしてたからおじいちゃんおばあちゃんを解放されたんですね。
緊張の中でずっと仕事してるから、それも家庭に持ってきてやってたんです。
自分では気づかないけどお母さん怖かった。
50歳でフラを始めてから変わった感じですね!
ピアノは60歳から始めました。
今が一番若いです。
成功している今、実際にこの副業を始めるにあたってお金をかけて副業を学んでいくことに関してどう思いましたか?
元々私はその仕事を持ってたからそれは投資しないといけないという考えでいました。
学びをするためには誰でも自分の能力を相手に伝えるっていうのはそれなりの対価をいただかないとやっぱりダメじゃないですか。
学校の先生でも自分の能力をその生徒さんに教えるのに授業料をいただくっていう感じで、そういう風に理解してきました。
お金を出さないと自分も本気になれないし、ただで学ぶっていうと身につかない。高いお金だけど、お金を出すっていうのはそれが普通かなと。
副業を始める前と今の関係性、親子の関係性はどうですか?
やってることに対して「また出ていくの?」って言うのはあったんだけど、でも仕事だから頑張らないといけないなって。
最近はもう何も感じなくなった。
旦那さんだと思うようにしています(笑)
でも今はお母さんが見守ってくれてるから、悪い時も言うし、いい時も今月はこれぐらい良かったとか、今月はちょっとダメだったとか、今後ちょっと悪くなりそうとか、良くなりそうとか、伝えようと思ってます。
独身の時とか、子供ができて帰ったり話すようになって、今の方が接触が増えましたね。
時間問わずやってるから、生活スタイルが変わったけど、体を壊さないかなって心配はありますけど、もう何も言いません。
それが当たり前なんだろうなって。
長い時間ありがとうございました。
メルカリ在宅ワークで起業した娘を持つ親の本音…。