「売れたのに、思ったより利益が少ない…」
そんな経験、メルカリを始めたばかりの方なら一度はあるのではないでしょうか?
特に多いのが、
「送料ってどのタイミングで引かれるの?」
「自分が払うの?相手?」
といった“送料の仕組み”に関する混乱です。

この記事では、初心者がつまずきやすい「送料はどこから引かれるのか?」問題について、わかりやすくスッキリ整理して解説します!
そもそもメルカリの「送料」は誰が負担するの?
最初に、メルカリの「送料」は誰が負担するのかを確認していきます。



結論から言うと、送料は出品者が負担するのが一般的ですが、出品時の設定次第で「購入者負担」にも変更可能です。
まずは、送料の負担者がどのように決まるのかを見ていきましょう。
出品時に選べる「送料の負担者」
出品者が送料を負担(送料込み)
→ 購入者は追加費用なし。表示価格がそのまま支払額になるため、売れやすい傾向があります。
→ 多くの出品者がこの形式を選んでいます。
購入者が送料を負担(着払い)
→ 購入者が送料を別途支払う。商品ページには「送料別」と表示されます。
→ ただし、送料の目安がわかりにくいため、購入を避けられることも。
送料込み=売上から自動で送料が差し引かれる
送料込みを選んだ場合、売れた金額から送料分が自動的に引かれます。
たとえば、1,500円で売れた商品に送料200円がかかる場合
→ 販売手数料(10%)=150円
→ 送料200円
→ 手元に残る金額は1,150円になります。
配送方法によって送料の扱いが違うことも
「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」などの匿名配送は、送料が販売利益から自動で精算されます。
一方、普通郵便やレターパックなどは自分で送料を支払い、売上からは引かれません。



特に初心者の場合は、トラブル回避のためにも「送料込み(出品者負担)」で出品するのが無難です。
送料はどこから引かれる?売上金と利益の仕組みを解説
さらに、送料はどこから引かれるのか?売上金と利益の仕組みを詳しく解説していきます。
「商品が売れたのに、思ったよりお金が入らない…」



メルカリでは、送料が“別で請求される”のではなく、売上金の中から自動で差し引かれる仕組みになっています。
では実際に、どうやって最終的な利益が決まるのかを見ていきましょう。
送料は「販売利益」から自動で差し引かれる
出品時に「送料込み(出品者負担)」を選んだ場合、購入された金額から送料+販売手数料が引かれます。
つまり、売れた価格がそのまま“利益”になるわけではありません。
✅ 利益の計算イメージ(送料込み・らくらくメルカリ便利用)
販売価格:2,000円
販売手数料(10%):200円
配送料(例:ネコポス)175円
最終的な利益(売上金):1,625円
→ メルカリでは、販売完了後に自動でこの差し引きが行われるため、自分で送料を支払う必要はありません(※匿名配送の場合)。
送料が売上に含まれないケースもある?
普通郵便・レターパックなどの“匿名配送以外”を利用する場合は、送料は自分で切手や現金で支払う形式になります。



メルカリの売上画面では「販売価格」だけが表示されていることもあるため、利益=振込金額ではないことを前提に出品価格を決めると安心です。
次に、「送料実績がどこで確認できるのか」もあわせてチェックしておきましょう。
発送方法によって送料が変わる!主要サービスの比較
続いて、発送方法によって送料が変わります。主要サービスの比較してみますね。



とくに匿名配送サービス(メルカリ便)は、安心・手軽な一方で送料が固定されているため、利益計算に直結します。
ここでは、よく使われる代表的な発送方法を比較し、それぞれの特徴と送料の違いをまとめます。
匿名配送サービス(送料は売上から自動で差し引かれる)
発送方法 | サイズ目安 | 送料(税込) | 特徴 |
らくらくメルカリ便(ネコポス) | A4厚さ3cm以内 | 175円 | 匿名・追跡あり。ポスト投函で手軽 |
ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット) | A4厚さ3cm以内 | 230円 | 匿名・追跡あり。郵便局・コンビニで発送可能 |
宅急便コンパクト | 小型BOX専用 | 450円+専用箱代70円 | 手渡し・匿名。厚みのある小物に最適 |
宅急便/ゆうパック | 60〜160サイズまで対応 | 750円〜1,700円程度 | 大型商品向け。匿名&補償あり |
通常配送(送料は自腹で支払い、売上からは差し引かれない)
発送方法 | サイズ目例 | 送料目安 | 特徴 |
普通郵便 | ハガキ〜定形外 | 84円〜500円前後 | 追跡・補償なし。安価だがリスクも |
レターパック | A4サイズ・封筒型 | 370円(ライト)/520円(プラス) | 追跡あり・匿名不可 |
匿名配送は送料がやや高めなものの、住所を伝えずに安心して取引できる点が魅力です。



どの方法を使うかは、商品のサイズ・重さ・価格・購入者の安心感を天秤にかけて選ぶのがポイントです。
「着払い」と「送料込み」の違いを知っておこう
それでは、「着払い」と「送料込み」の違いを解説していきます。



トラブルや後悔を防ぐためにも、それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。
「送料込み(出品者負担)」の特徴
出品者が送料を負担する形式
商品価格に送料を含めて設定する必要がある(例:送料が200円なら、販売価格に上乗せ)
購入者は追加料金なしで安心感がある
検索結果で「送料込み」で絞る人が多いため、売れやすい傾向
利益=販売価格 − 手数料 − 送料
「着払い(購入者負担)」の特徴
購入者が送料を支払う形式
商品価格は安く見えるが、購入者に送料の負担が発生する
送料が不明な場合、購入をためらわれることもある
トラブルやキャンセルの原因になるリスクも
購入後、送料を自己負担で計算・支払う必要がある
どちらを選ぶべき?
初心者には「送料込み(出品者負担)」がおすすめです。
理由は、価格が明確で買われやすく、トラブルが少ないから。



一方で、「着払い」は大型商品や送料が高額になる場合に検討されますが、購入者の心理的ハードルが上がる点は覚えておきましょう。
送料トラブルを防ぐために初心者が知っておきたい注意点
続いて、送料トラブルを防ぐために初心者が知っておきたい注意点を確認していきます。
「送料込みにしたのに思ったより利益が少なかった…」
「着払いを選んだら、購入者からクレームが来た…」
メルカリ初心者に多いのが、こうした送料に関する“思い違い”や“すれ違い”からくるトラブルです。配送方法を選ぶだけで済むと思いがちですが、実は注意点がいくつかあります。



初心者が注意すべき送料トラブル防止ポイント
送料の設定や表示の仕方をしっかり整えることで、不要なキャンセルやクレームを減らすことができます。
「売れたのに損した…」とならないためにも、発送前にもう一度チェックする習慣をつけましょう。
損しないために!送料込み出品時のチェックポイント
次にメルカリでよく利用されている「送料込み」の出品形式をまとめていきます。



初心者ほど「送料は後で引かれることを忘れていた」「思っていたより送料が高かった」といったミスをしやすいため、以下のチェックポイントを出品前に確認しておくのがおすすめです。
送料込み出品時のチェックポイント
これらを意識するだけで、「せっかく売れたのに赤字だった…」という失敗をグッと減らせます。
出品者が損をしないためには、“送料も利益計算の一部”として捉える視点が欠かせません。
送料は“売上から自動で引かれる”!理解して損を防ごう
メルカリで取引を始めたばかりの初心者がよくつまずくのが、「送料ってどこで払ってるの?」という疑問。



特に多いのは、「送料込み=利益そのまま」と勘違いしてしまい、実際に振り込まれる金額が想定より少なくて驚くケースです。
送料は販売手数料と同じく売上金から自動で差し引かれるため、事前に計算しておくことがとても大切です。



「思ったより赤字だった」「値下げしたら送料分が響いた」なんて後悔をしないためにも、出品前に“送料と利益の関係”をしっかり把握しておきましょう。
小さな知識が、安心・安全な取引を支えてくれますよ。