メルカリ頼める便(たのメル便)は、大型家具や家電を送るときに使える“特別な配送サービス”のひとつ。
でも、「結局いくらかかるの?」「サイズでどう変わるの?」と疑問を持つ方も多いはず。
この記事では、そんな「たのメル便」の送料について、サイズごとの料金をわかりやすく整理しながら解説していきます。
出品者側は利益を守るために、購入者側は予算内で安心して買うために――送料の基本を知っておくことは、円滑な取引にもつながる大切なポイントです。

「たのメル便」とは?メルカリ頼める便送料の基本ルールを解説
「たのメル便」とは、メルカリで大型商品を出品・購入するときに使える「家具・家電専用」の配送サービスです。
”メルカリ頼める便”の送料は、ヤマトホームコンビニエンスと提携して提供されており、他の配送方法とは大きく異なるルールと特徴があります。
「たのメル便って何?」という疑問、最初は誰でも感じるものです。



「たのメル便」の対象商品とは?
「たのメル便」が使えるのは、テレビや冷蔵庫、ソファなど、通常の宅配便で送るのが難しい大型商品です。
商品サイズは「梱包後の3辺の合計」が基準となり、最低で80サイズ〜最大で450サイズまで対応可能となっています。
「こんなに大きいもの、どうやって送るの?」という悩みを解決してくれるサービスなんです。
発送・集荷はヤマトのスタッフが担当
最大の特徴は、出品者が自分で梱包・持ち込みをしなくてOKな点。
集荷依頼をすると、ヤマトホームコンビニエンスのスタッフが自宅まで集荷に来てくれて、梱包から搬出までをすべて代行してくれます。



配送先でも設置までしてくれる
購入者側も、たのメル便で届いた商品は「玄関渡し」ではなく「設置場所まで搬入」してもらえます。
大型家具を購入して「重すぎて運べない…」という心配がないのも、このサービスのうれしいポイントです。
「たのメル便」と通常配送の違いは?
メルカリの通常配送(らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便など)は、出品者自身が梱包・発送するスタイルです。
それに対して、「たのメル便」は“ヤマトにすべておまかせ”ができる点が最大の違いです。
また、たのメル便は「匿名配送」にも対応しているため、個人情報が伝わらない点も安心材料のひとつです。
◎たのメル便は、大型商品のやりとりを「簡単&安全」にしてくれる心強い配送サービスです。
◎出品者も購入者も、使い方と基本ルールを押さえて、安心の取引を実現しましょう!



メルカリ頼める便送料はどれくらい?サイズ別料金一覧(2025年最新版)
「メルカリ頼める便の送料はどれくらい?」と気になる方へ、2025年最新版のサイズ別料金を一覧でご紹介します。
家具や家電などの大きな商品も、プロによる梱包・集荷・配送が可能で、出品者の負担を軽減します。
なお、「梱包・発送たのメル便」で商品を発送する際は、送料とオプション料金がかかります。
サイズ(3辺合計) | 料金(税込) |
---|---|
80サイズ(〜80cm) | ¥1,700 |
120サイズ(〜120cm) | ¥2,400 |
160サイズ(〜160cm) | ¥3,400 |
200サイズ(〜200cm) | ¥5,000 |
250サイズ(〜250cm) | ¥8,600 |
300サイズ(〜300cm) | ¥12,000 |
350サイズ(〜350cm) | ¥18,500 |
400サイズ(〜400cm) | ¥25,400 |
450サイズ(〜450cm) | ¥33,000 |
※重量は150kg以下まで対応しています。
※例:三辺合計が201cmの場合、250サイズが適用されるため、送料は¥8,600となります。
◎たのメル便を利用することで、大型商品の発送もスムーズに行えます。
◎出品時にサイズと送料を確認し、適切な設定を心がけてください。
たのメル便の送料が高く感じる理由とその背景
「たのメル便」の送料が高く感じる理由とその背景を知ることで、納得してサービスを利用することができます。
「思ったより高い」と感じるユーザーの疑問に触れつつ、”全国一律料金”の仕組みや”オプション料金”について解説します。
実際に「たのメル便って高くない?」という声、SNSでもちらほら見かけます。でも、その“高い”にはちゃんと理由があるんです。



全国一律料金の仕組み
「たのメル便」の送料は、配送距離に関係なく全国一律で設定されています。
これは、配送元と配送先の距離によって料金が変動する一般的な配送サービスとは異なります。
たとえば、80サイズの荷物であれば、北海道から沖縄への配送でも1,700円で済みます。
この全国一律料金の仕組みにより、送料の計算が簡単で、出品者と購入者の双方にとって明確な料金設定となっています
※詳しくは、前の見出しの”サイズ別料金一覧”をご確認ください。
オプション料金について
「たのメル便」では、基本的な配送サービスに加えて、さまざまなオプションサービスが提供されています。
これらのオプションには、家具の「分解・組み立て」、「取り付け・取り外し」、「上階への吊り上げ」、「下階への吊り下げ」などが含まれます。
オプション料金は、作業内容や商品のサイズ・重量によって異なり、ドライバーに直接現金で支払う必要があります。
また、100kgを超える荷物の搬出・搬入には追加料金が発生することがあります。
これらのオプション料金を含めることで、総額が高く感じられる場合があります。
※すべてのサイズで「150kg以下」の対応ですが、「100kg」を超えると、搬出時、搬入時に追加料金が発生します。
※100〜150kg以下の商品を梱包・発送たのメル便で出品する際は、追加料金が発生する旨を商品説明に記載することが必要です。
◎「たのメル便」の送料が高く感じられる背景には、全国一律料金の仕組みやオプション料金の存在があります。
◎これらを理解し、必要なサービスを選択することで、納得のいく取引が可能になります。



他の配送方法と比較!たのメル便のメリット・デメリット
他の配送方法と比較!たのメル便のメリット・デメリットを知っておくと、「どの配送がいいの?」と迷ったときの判断材料になります。
特に”ゆうパック”や”らくらくメルカリ便”とは用途や得意なサイズが違うため、うまく使い分けることで送料も手間もぐっと減らせます。
ここでは、「たのメル便」のメリットとデメリットについて説明していきます。



任せて安心なのと、分かりやすい料金設定がメリットです。
では次に、デメリットです。
あくまで大型商品が対象で、ヤマトの作業状況によって日時が左右されるのがデメリットです。
◎たのメル便は「大型で梱包が面倒」なときに最適な配送手段です。
◎一方、小型商品やスピード重視なら、他の方法を選ぶのがスマートです。



送料を抑えるコツと「損しない」たのメル便の使い方
送料を抑えるコツと「損しない」たのメル便の使い方を知っておくと、配送コストに悩まずメルカリでの取引がもっとスムーズになります。
たのメル便は便利だけど「送料が高い…」と感じる人も多いので、工夫と注意点を押さえて、無駄のない使い方を目指しましょう。
「ちょっとでも送料を安くしたい!」そんな人は必見のコツになります。



コツ① 出品前にサイズを正確に測る
・「たのメル便」ではサイズごとに送料が決まるため、事前のサイズ確認がとても重要です。
・「大きめかも…」と曖昧な感覚で出品すると、実際の集荷時にサイズが変わって送料がアップすることも。
・メジャーや巻尺を使って正確に測り、サイズ別料金に合わせた出品を心がけましょう。
コツ② 梱包不要を活かしてお得に出品
・「たのメル便」の魅力のひとつが「梱包不要」という点です。
・これを活かせば、段ボール代や梱包資材のコストも不要になります。
・梱包の手間もカットできるため、「時間」も節約可能。
・大型商品を出品するときには、ほかの配送方法よりもトータルでお得になるケースがあります。
コツ③ 送料込み価格の設定は慎重に
・「たのメル便」は全国一律料金ですが、送料自体が高めなので「送料込み」で出品する場合は要注意です。
・送料分が赤字にならないよう、販売価格にきちんと上乗せしておくことが大切です。
・販売利益をしっかり計算して、損しない価格設定を心がけましょう。
コツ④ 同サイズで送れる商品はセット売り
・例えば、120サイズで送れる棚を1つ出品するよりも、同サイズに収まる小物やパーツもセットで出す方が、1件分の送料でまとめて発送できてお得です。
・空きスペースを有効活用すれば、送料の割高感を減らすことができます。
◎ちょっとした工夫で、たのメル便の送料は抑えることが可能です。
◎無理せず、ムダなく、“かしこい使い方”でお得に活用してみてください。



メルカリ頼める便は“使いどき”を見極めて賢く活用しよう
メルカリ頼める便の送料は、一見すると高く感じるかもしれません。
でも、その中には「集荷・梱包・設置」まで任せられる手厚いサービスが詰まっています。
小型商品には不向きでも、大型家具や家電など「これ、自分では無理かも…」というときには、間違いなく頼れる選択肢です。
料金体系やオプションの仕組みを理解したうえで、「今の取引に本当に必要か?」を見極めることが大切です。



自分の時間や労力と引き換えに“手間を省ける”と考えれば、そのコストは決して無駄ではありません。
「たのメル便」は、必要なときにしっかり味方になってくれる心強い存在になります。


