購入者から「送料込みにしてもらえませんか?」と持ちかけられる場面は、メルカリでは意外とよくあります。
やり取りをスムーズに終えたい一方で、送料を上乗せすると利益がほとんど残らない…そんな葛藤を抱えたことがある方も多いのではないでしょうか。
無理に応じる必要はありませんが、丁寧な言葉選びと柔軟な対応を心がけることで、印象を損なわずにやり取りをすることが可能です。
この記事では、やんわりと断るケース、条件付きで対応する場合など、実際に使えるフレーズを紹介していきます。

「メルカリ送料足りない!」と焦る人が続出中|よくある原因とは?
「メルカリの送料が足りない!」と焦って検索する人が増えています。
取引成立後、いざ発送しようとしたときに「サイズオーバーでこの配送方法じゃ無理だった!」と気づくパターンが多いからです。
特に初心者ほど、出品はうまくいったのに発送でつまずく…そんな“うっかり送料不足”に陥りやすいです。
取引まで順調だったのに、最後の「発送」で思わぬ落とし穴にはまらないよう気をつけましょう。



想定より厚みが出た!
「これはネコポスで送れるはず」と思っていたのに、梱包材を使ったら厚さが3cmを超えてしまった。
そして、急きょ”宅急便コンパクト”に変更…というケースはよくあります。
そうすると送料は倍以上になることもあるため、想定外の出費にびっくりすることになります。



重さを測っていなかった
A4サイズ・3cm以内のゆうパケットでも、重さが1kgを超えると発送できません。
サイズだけで判断していたら、実は重量オーバーで送れなかったというパターンが本当に多いんです。



「軽そうに見える」だけで判断すると、思わぬ落とし穴にハマるので気をつけてください。
配送方法を「未定」にしていた
出品時に配送方法を「未定」にしていた場合、購入後に初めて送料を確認することになります。
いざ発送段階で送料の高さに驚き、「こんなにかかるとは…」と後悔する方も意外と多いんです。



購入後の送料確認では遅く、選択肢が限られてしまうことも頭に入れておいてください。



送料が足りないとどうなる?実際に発生するトラブルとペナルティ
「送料が足りないとどうなるの?」
そんな不安を抱えて検索する出品者が少なくありません。
特に初めての発送でサイズや重さを読み違えたとき、思わぬ形でトラブルに発展することがあります。
今回は、送料不足によって実際に起こりうるペナルティや影響について解説します。



差額が自動で売上金から引かれる
匿名配送を利用している場合、送料が足りないと「実際にかかった送料」が自動で計算され、差額は売上金から天引きされます。
たとえば、”ネコポス”を想定して出したものが”宅急便扱い”になった場合、差額は数百円〜1,000円以上も引かれることがあります。
通知が届いて初めて気づく方も多く、利益が一気に削られてしまいます。
発送できずキャンセルになるケースも
サイズオーバーなどで窓口やコンビニで受け付けてもらえない場合、発送自体ができず取引キャンセルになることがあります。
この場合、購入者とのやりとりが必要になるため、自分の精神的にも負担がかかります。
キャンセルは購入者側にも手間がかかるため、信頼を損なう原因にもなりかねません。



購入者からの評価が下がる可能性
たとえ取引が完了しても、発送遅れや変更連絡などにより、購入者が「対応に不満を感じた」と評価することがあります。
「思っていたより対応が遅かった」「説明が足りなかった」など、送料不足が原因で信頼を損なうことも。



とくに初心者アカウントでは、評価ひとつで印象が大きく左右されることもあるので注意してください。



「メルカリ送料足りない」主な原因3選|サイズ・重量オーバーに要注意!
「メルカリ送料足りない!」というトラブルは、初心者に限らず誰にでも起こり得ます。
特にサイズや重さを甘く見ていたり、配送方法の選択を誤った場合、送料が想定よりも高くなってしまうことがあります。
ここでは、よくある3つの原因を整理してご紹介していきます。
発送時の「想定外な出費」は、ほとんどが事前に防ぐことが出来るのでよくチェックしてくださいね。



原因① 梱包でサイズオーバーに
出品時に「ネコポスで送れる」と判断しても、実際に梱包してみると厚さ2.5cmを超えてしまい、宅急便コンパクトや宅急便に変更になるケースがあります。
特に緩衝材(プチプチ)を多めに入れたときや丈夫な箱を使ったときは、予想以上に厚みが出ることがあるので注意が必要です。



また薄手の商品でも、パッケージの工夫ひとつで送料が大きく変わることがあります。
原因② 重さオーバーによる発送不可
”ゆうパケット”は「A4・厚さ3cm・1kg以内」が条件ですが、重さを測らずに出してしまうと「1kg超え」で受け付けられないこともあります。
重い書籍や複数商品のセット売りなどは、必ず発送前に計量しておきましょう。
特に1kg前後の商品は「ギリギリOK」と思っても、実測するとNGなことになりかねません。



原因③ 配送方法の選択ミス
「送料を安く済ませたい」と思って、サイズに合わない配送方法を選んでしまうのもありがちなミスです。
実際に送れない場合は窓口で断られたり、再梱包・再発送が必要になり、余計な手間とコストがかかってしまいます。



メルカリの出品画面で、事前に料金と条件をチェックしておくと安心です。



送料不足を防ぐために!出品時に確認すべき3つのポイント
「送料不足を防ぐために、出品時に何を確認すればいいのか分からない…」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
特に「送料込み」で出品する場合は、少しの見落としが赤字につながることもあります。
今回は、送料不足を防ぐためにチェックしておきたい3つのポイントをご紹介します。



① 梱包後のサイズと重さを測る
「たぶんネコポスで送れるだろう」と感覚で判断していませんか?
梱包によって厚みや重さが変わることがあるため、発送前に必ず実際の梱包状態でサイズ・重さを測りましょう。
メジャーやキッチンスケール(はかり)があると便利です。手元に置いておいて、測る習慣をつけてください。
② 送料をシミュレーションしておく
配送方法ごとの送料を事前に確認しておくことで、利益が残る価格設定がしやすくなります。
外部のフリマ計算ツールや、メルカリの出品画面にある”利益表示”などを活用すると、計算の手間も省けます。
販売価格に対して、どれだけ送料と手数料が差し引かれるかを事前に確認する習慣をつけましょう。



③ 商品に合った配送方法を選ぶ
厚さや重さ、サイズに合った配送方法を選ぶことも大切です。
匿名配送にこだわりすぎると送料が高くなるケースもあるため、商品ごとに「どの方法が最適か」を考えるのがポイントです。
たとえば薄くて軽いものは”ネコポス”、厚みがあるなら”宅急便コンパクト”など、選択肢を使い分ける意識をつけましょう。






万が一送料が足りなかったときの正しい対処法
万が一送料が足りなかったとき、焦ってしまうのは当然ですが、落ち着いて正しい対応をすれば大きなトラブルにはなりません。
「予定していた方法で送れない」「送料が高くついてしまった」などの場面で、どう動くべきかを整理しておきましょう。
送料足りてない…と気づいたとき、頭が真っ白にならないよう、気持ちの面だけでも事前に備えておいてください。



① まずは購入者への連絡を
配送方法や送料に変更が出る場合は、早めに購入者へメッセージで連絡を入れましょう。
「送料が予定より高くなったため、着払いまたはキャンセルをご相談したい」と、誠実に伝えることが大切です。



連絡が早ければ早いほど、購入者からの信頼を下げないで済みます。
② メルカリ便の場合は自動で差額処理されることも
匿名配送を利用していて、想定より高い送料がかかった場合は、メルカリ側で差額が自動で売上金から天引きされることがあります。
この場合、購入者への連絡は不要ですが、「利益が減る」ことはしっかり確認しておきましょう。
あくまで「自分が負担する」ことになるため、利益率の低い商品では注意が必要です。



③ 発送不可ならキャンセル対応も視野に
サイズオーバーなどで受付を断られた場合は、いったんキャンセルも検討します。
メルカリのガイドに沿って、購入者と合意をとりながら手続きを進めましょう。



誠意をもって対応すれば、購入者も納得してくれるケースがほとんどなので丁寧に接しましょう。



「メルカリ送料足りない!」を防ぐために今日からできること
「メルカリ送料足りない!」という事態は、誰にでも起こり得るものです。
とくにサイズや重さの見落とし、配送方法の選択ミスなど、ほんの少しの油断が思わぬ送料負担やトラブルに直結します。
でも、「出品前に梱包サイズや重さを測ること」、「送料のシミュレーションをすること」、そして「商品ごとに最適な配送方法を選ぶこと」。



もし送料が不足してしまった場合でも、購入者への連絡やキャンセル対応など、冷静な対応が信頼につながります。
小さな確認が、安心で満足のいく取引への第一歩。
次の出品から、ぜひ意識してみてくださいね。


