「メルカリ送料の方が高い」と感じたことはありませんか?
せっかく売れたのに、想像よりも手元に残る金額が少なくて驚いた——そんな声は少なくありません。
とくに低価格の商品を送料込みで出品した場合、送料や手数料が思いのほか重くのしかかってきます。
送料込みの出品が当たり前になった今、知らないうちに赤字になっているケースになってしまうのです。
この記事では、利益が出づらくなる原因と、出品前に見直したい対策をわかりやすくご紹介します。

「メルカリ送料の方が高い」と感じる人が増えている理由とは?
「メルカリで商品が売れたのに、あまり利益が残らなかった」
最近、このような声を多く聞くようになりました。
中でも「メルカリ送料の方が高いのでは?」という疑問や不満は、特に初心者の間で増加中です。
販売できた喜びも束の間、手元に残る金額を見て「こんなに少ないの?」と戸惑う方も少なくありません。



送料の存在感に驚く瞬間
たとえば、自宅の整理を目的にメルカリに出品し、無事に商品が売れたとします。
しかし発送後、送料の重さに気づいて驚くケースがあります。



この声が増えている背景とは?
配送業者の価格改定や物価上昇の影響により、送料は全体的に上昇傾向にあります。
さらに、「送料込み」で出品するのが一般的になったことも要因のひとつです。



SNSでは「これならリサイクルショップのほうが良かったかも…」といった投稿もよく見かけます。
事前の対策が鍵になる
とはいえ、メルカリで安定して取引している方たちは、すでに対策を実践しています。
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発送前に送料をシミュレーションする。
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商品の重さや厚みをきちんと測る。
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複数商品をセットで販売し、送料と単価のバランスを取る。
こうした工夫によって送料負けを防いでいるのです。詳しい内容については、このあとご紹介していきます。
◎送料が高く感じるのは、多くの出品者が一度は経験すること。
◎事前の工夫で納得感のある取引に変えていくことが可能です。



利益が出ない!送料負けする出品パターンとは?
「利益が出ない!」「送料負けしている気がする…」
メルカリで取引をしていると、そう感じる瞬間は少なくありません。
特に「送料込み」にして出品している場合、商品価格の設定次第では、手数料と送料で利益がほとんど残らないケースも。
「どうして利益がほとんど残らないの?」と感じたときは、まず出品パターンを見直してみましょう。



500円以下の商品は危険ゾーン
出品価格がワンコイン程度の場合、送料とのバランスに要注意です。
たとえばTシャツを500円で送料込みにした場合、
匿名配送のネコポス(送料210円)を使うと、手数料10%(50円)も引かれて残るのはわずか240円。



厚みがギリギリの商品
「薄そうだから安く送れると思ったのに…」というパターンもよくあります。
たとえば本やDVDなど、サイズ的にネコポスを想定していたのに、梱包材を使ったことで2.5cmを超えてしまい、宅急便コンパクトに変更 → 送料が一気に上がるという流れ。
梱包によって送料が跳ね上がり、結果として利益が出なくなるのです。
セット売りで得したつもりが赤字
まとめ売りは送料を抑えるテクニックとして有効ですが、注意点もあります。
「3点まとめて1,000円!」のように価格を抑えすぎると、重さ・厚みの関係で送料が宅急便の扱いに。



単品ならよかったのに…ということもあるため、安易な値引きは慎重にしましょう。
◎利益が出ない原因は、「ちょっとした見落とし」が積み重なった結果。
◎出品前にパターンを知っておけば、送料負けは防ぐことができます。



メルカリの送料はなぜ高く感じるのか?配送方法別に比較してみた
メルカリの送料はなぜこんなに高いのか?
そう感じたことのある方は多いのではないでしょうか。
じっさいに、「送料が想像より高かった」という声が増えてきています。
特に「送料込み」が前提となる取引では、配送方法の選び方によって利益が大きく変わることもあります。



らくらくメルカリ便:サイズ重視のヤマト連携
「らくらくメルカリ便」はヤマト運輸と連携した配送サービスで、サイズごとに送料が決まっています。
たとえば、ネコポス(A4サイズ・厚さ2.5cm以内)なら全国一律で210円、60サイズは750円、100サイズになると1,050円になります。
集荷や匿名配送ができて便利ですが、サイズが大きくなると送料も一気に跳ね上がります。
ゆうゆうメルカリ便:重さ制限に注意



ゆうパケット(A4サイズ・厚さ3cm以内)は230円と比較的安価ですが、重さが1kgを超えると発送不可に。
ゆうパックになると60サイズで770円、100サイズでは1,070円と、「らくらくメルカリ便」と同様にサイズアップで送料も上がっていきます。
着払い:購入者負担だけど売れにくい
「送料が高いから、着払いにすればいいの?」と思うかもしれませんが、実際にはあまりおすすめできません。
購入者が送料負担することで商品価格が安く見える反面、「届いたときに追加で支払うのは面倒」と感じる人も多く、売れ行きが落ちやすくなります。
また、実際の送料が分からずトラブルにつながる可能性もあるため注意が必要です。
配送方法と送料の早見表(2025年時点)
配送方法 | 種別 | サイズ・制限 | 送料(税込) |
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らくらくメルカリ便 | ネコポス | A4・厚さ2.5cm以内 | 210円 |
らくらくメルカリ便 | 宅急便60 | 3辺合計60cm以内 | 750円 |
らくらくメルカリ便 | 宅急便100 | 3辺合計100cm以内 | 1,050円 |
ゆうゆうメルカリ便 | ゆうパケット | A4・厚さ3cm以内・1kg以内 | 230円 |
ゆうゆうメルカリ便 | ゆうパック60 | 3辺合計60cm以内 | 770円 |
ゆうゆうメルカリ便 | ゆうパック100 | 3辺合計100cm以内 | 1,070円 |
着払い(各社共通) | 要確認 | サイズ・地域で変動 | 購入者負担 |
出品前に確認しておきたいチェックリスト
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出品予定の商品サイズ・厚みを測った
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重さが規定内か確認した(1kgなど)
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匿名配送の有無を決めた
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送料込みか着払いかを明確にした
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利益が残る価格設定になっているか試算した
◎送料が高く感じるのは、配送方法による差が見えにくいからこそ。
◎事前に比較することで、損しない取引につながります。



送料の方が高いときに使える!3つの見直しポイント
「送料の方が高くて利益が残らない…」「思ったより利益が少ない…」という経験はありませんか?
そんなときにこそ、見直してほしいポイントがあります。
メルカリでは、送料込み出品が主流のため、工夫しないと「売れても赤字」という状況になりがちです。



① 配送方法を最適化する
配送方法によって送料は大きく異なります。
たとえば、同じサイズでも「ゆうゆうメルカリ便」と「らくらくメルカリ便」では金額が数十円変わることも。
また、ゆうパケットで送れると思っていた商品が厚みオーバーで宅配便になると、一気に送料が跳ね上がります。
発送前にサイズや厚さを測り、適切な方法を選びましょう。
② 価格設定を見直す
送料や手数料を考慮していない価格設定は、赤字の原因になります。
たとえば500円で出品した場合、送料210円+手数料50円で利益は240円です。梱包資材や手間を考えると割に合いません。
そんなときは、「価格試算ツール」を使ってみるのもおすすめです。
出品価格・配送方法を入力するだけで、最終的にいくら手元に残るかが一目で分かります。
計算の手間が省けて、「この価格で大丈夫か?」の判断材料になります。
価格試算ツールって?
価格試算ツールとは、販売価格を入力するだけで、送料・手数料を差し引いた利益額を自動で計算してくれるツールです。
初心者はもちろん、頻繁に出品している方でも「損益チェックの時短」に使える便利な機能です。
どこで使えるの?
以下のような無料サービスで利用可能です。
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メルカリ公式アプリの出品画面:利益の目安が自動表示されます
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外部サイトのフリマ計算機:「メルカリ 利益 計算」で検索すると多数ヒットします
③ セット販売で効率アップ
単品での利益が出にくいときは、似た商品をセットにして出品するのも有効です。
たとえばTシャツ1枚では厳しくても、3枚まとめて出品すれば、送料を抑えつつ単価を上げられます。
セット売りにすることで購入者にもお得感が伝わり、売れやすくなるメリットもあります。
◎送料で損をしないためには、出品前の工夫がカギになります。
◎利益を確保するための「ひと手間」が、満足できる取引につながります。



初心者が陥りやすい「送料の落とし穴」とその防ぎ方
初心者が陥りやすい「送料の落とし穴」は、メルカリを始めたばかりの人にとって大きな悩みの種です。
思った以上に送料が高くついてしまったり、配送方法を誤って赤字になるケースも珍しくありません。
「最初はうまくいかなくて当然」と思えるくらい、誰もが一度は通る道です。



サイズオーバーで送料アップ!
よくあるのが「厚さ2.5cm以内だと思ってネコポスで送ろうとしたのに、実はそれ以上あった…」というケース。
梱包したときに厚みが出て、ゆうパケットや宅急便コンパクトへ切り替わり、送料が倍以上になることも。
匿名配送にこだわりすぎない
安心のために匿名配送を選ぶ方も多いですが、場合によっては送料が割高になります。
たとえば、ゆうパケットポストと普通郵便では、100円以上の差が出ることもあります。
配送方法を途中で変更してトラブル
出品時に「未定」としておき、あとで送料が高いことに気づいて着払いに変更…というのもトラブルの元。
購入者との認識違いでキャンセルになることもあります。
◎送料の落とし穴は、ちょっとした知識と準備で防げます。
◎安心して取引を進めるためにも、出品前の確認を習慣にしましょう。



「メルカリ送料の方が高い」と思ったら、まず見直すべきはココ!
「メルカリ送料の方が高い」と感じたら、まず出品方法を振り返ってみましょう。
利益が残らない原因は、サイズや配送方法の選び方、価格設定の甘さにあることが少なくありません。



今回ご紹介したように、発送前のサイズ確認や価格試算ツールの活用、セット販売の工夫など、できることはたくさんあります。
ちょっとした見直しが“送料負け”を防ぐ第一歩になりますので、出品前にひと呼吸おいてチェックする習慣をつけてみてください。


