【例文あり】メルカリ値下げ依頼の断り方｜トラブルを防ぐスマートな対応術

「値下げお願いできますか？」

メルカリで出品していると、こうしたコメントが届くことはよくあります。

特に丁寧に断らないと、「無視は失礼？」「トラブルになったらどうしよう」と不安になる出品者さんも少なくありません。

とはいえ、無理に値下げに応じる必要はまったくありません。大切なのは、相手を不快にさせずに上手にお断りすることです。

実際のメッセージ例も紹介しますので、これを読めばもう悩まず自信を持って対応できるはずです。

メルカリで値下げ依頼を断るのはアリ？まずは基本の考え方を確認

最初にメルカリで値下げ依頼を断るのはアリか？基本の考え方を確認していきます。

「値下げ依頼を断ったら悪いかな…」

「失礼と思われないかな…」

出品者としてはこう悩むことがよくあります。

ですが結論から言うと、メルカリでは値下げ依頼に応じる義務はまったくありません。断っても全く問題なし！です。

値下げ交渉はあくまで「お願い」

• メルカリの値下げ依頼は、購入希望者からの「お願い」にすぎません。
• 出品者がそれに応じるかどうかは完全に自由です。
• メルカリ公式も「値下げ交渉に応じる義務はありません」と明言しています。

断ってもマナー違反ではない

• 値下げ依頼に応じない＝マナー違反、失礼、冷たい…ではありません。
• 出品者側の都合・事情・希望価格を尊重することが最優先です。
• 「丁寧に断る」「無視せず返事をする」ことで印象は悪くなりません。

そもそも値下げ依頼を受けない人も多い

• 最初から「これ以上下げられない価格」で出品している人も多数います。
• 特に送料込み・手数料を考慮してギリギリ価格にしている人にとっては、値下げ依頼自体が想定外というケースも。
• コメントスルーも“暗黙の断り方”として定着

無反応でスルーする出品者も多くいますが、公式ルール上はこれもOK。

ただし、できれば軽くでもお返事しておく方が購入希望者の印象は良いのが現実です。

丁寧な断りが「今後の購入チャンス」につながることも

• 断り方次第で「この出品者さん感じがいいな」「また別の商品で買いたいな」と思ってもらえることもあります。
• 言い方ひとつでトラブル防止だけでなく信頼感UPにもつながるのがポイントです。

次のセクションでは、具体的にどう断ればよいのか、例文付きで解説していきます！

値下げを断ったら悪評価がつく？実際のトラブル事例とその回避法

次に値下げを断ったら悪評価がつくのか？実際のトラブル事例とその回避法を見ていきます。

確かに過去には値下げ交渉が原因でトラブルに発展した事例もありますが、正しく対応すれば基本的に評価に影響することはほとんどありません。

① 正当な断りなら悪評価の対象にならない

• メルカリ公式ルールでは「値下げ依頼に応じないこと自体は問題行動ではない」とされています。
• 丁寧に断っている限り、正当な理由で悪評価をつけられることは原則ありません。

② ただし感情的なユーザーが稀に存在

• ごく一部では「断られたことに腹を立てて悪評価をつける」というトラブル事例もあります。
• 特に高圧的なユーザー・過剰に値下げを要求してくるユーザーは注意が必要。

 ③ こんな断り方は逆に火種になることも

• 高圧的な言い方や冷たい断り方（例：「無理です」「できません」「そういう交渉は迷惑です」など）
• スルーを重ねた上で急に冷たく返答すると相手が感情的になりやすい

 ④ 実際のトラブル事例

• 値下げ拒否後に「態度が悪かった」「対応が冷たかった」とコメント評価に反映されるケース
• 断った直後に他の人に売ったことで「専用にする気がなかった」と誤解を受けた例
• 返事を全く返さず放置し続けた結果「無視されて不快だった」と評価を下げられる事例

⑤ トラブルを回避するスマートな断り方

• 柔らかい言葉・相手への配慮がカギ
• 例文：「ご希望に添えず申し訳ありませんが、現状のお値段でのご購入をお願いしております」
• 断りながらも感謝や謝意を添えると、悪印象になりにくい

 ⑥ どうしても悪評価を付けられた場合

• 評価の取り消し申請も可能（悪質な報復評価と判断された場合は運営が対応）
• メルカリ事務局に冷静に相談すれば救済されるケースも多い

次のパートでは、実際に使える断り例文をいくつかご紹介します。

出品者が安心して使える！角が立たない断り方のコツ

それでは、出品者が安心して使える！角が立たない断り方のコツについて解説していきます。

値下げ依頼が届いたとき、

「断りたいけど角が立つのは避けたい…」

「悪い印象は持たれたくない…」

と悩む出品者は多いはずです。

ここでは、出品者が安心して使える角が立たない断り方のコツを紹介します。

 ① 最初に「感謝の言葉」を添える

交渉してくれた相手にまずはお礼を伝えるのが基本

例：
「ご覧いただきありがとうございます」「ご検討いただき嬉しいです」

➡ 感謝を先に伝えるだけで、断りの印象が大きく柔らかくなります。

② 断る理由を軽く添える

単なる「無理です」「できません」では冷たく感じやすい

例：
「送料・手数料込みのため、現状価格でご検討いただけますと幸いです」
「こちらギリギリの価格設定にしておりますので、ご理解いただけますと幸いです」

➡ 正当な事情を一言添えることで納得感が生まれやすい。

③ 選択肢を残しておく表現にする

「現状価格でお願いしています」＝購入の意思があれば即購入してもらいやすい

例：
「この価格でご検討いただけましたら嬉しいです」

➡ 完全拒絶にせず、前向きな空気感を残せるのがポイント。

④ 強く断りたい時も柔らかく

繰り返し交渉される、非常識な額を提示された場合でも冷静に対応

例：
「ご希望には添えかねますが、ご検討ありがとうございました」
「大幅なお値下げには対応しておりません。申し訳ありません」

⑤ 無理に長文にしない

• 長々と説明するとかえって重くなりやすい
• 短くても柔らかさを優先するのが安全です

次は実際に使える断りの例文集をご紹介していきます！

【すぐ使える】値下げ依頼を断る時の丁寧なコメント例5選

それでは、【すぐ使える】値下げ依頼を断る時の丁寧なコメント例5選を見ていきます。

値下げ依頼が届いたとき、できるだけトラブルなく、相手に嫌な思いをさせずにお断りしたいもの。

状況に合わせてコピペ活用できますので、ぜひ参考にしてください。

① 基本の定番：送料・手数料を理由にする

ご覧いただきありがとうございます！
送料・手数料込みのため、現状価格での販売を考えております。
ご期待に添えず申し訳ありませんが、よろしければこのままご検討いただけますと嬉しいです。

➡ 正当な理由を添えつつ、柔らかくお断り。

② 「気持ちはありがたいのですが…」型

お問い合わせいただきありがとうございます！
お値引きのご希望をいただき嬉しいのですが、こちらの商品は現状価格での出品を考えております。
ご理解いただけますと幸いです。

➡ 相手の好意は受け取りつつ、価格は据え置きたいときにおすすめ。

✅ ③ 最初から値下げを考えていない場合

コメントありがとうございます！
こちらは最初からできる限りお安く出品しておりますため、お値下げは考えておりません。
このままご購入いただけますと幸いです。

➡ 価格設定に自信がある場合に使いやすい。

④ しつこい交渉が続くときのやんわりお断り

何度もお問い合わせいただきありがとうございます。
申し訳ありませんが、これ以上のお値下げは考えておりません。
ご了承いただけますと幸いです。

➡ 相手に不快感を与えずに線引きをする表現。

⑤ 柔らかい「お断り＋即購入歓迎」の型

ご検討ありがとうございます！
現在、こちらの価格でご購入いただける方を優先しております。
よろしければそのままのお値段でご検討いただけますと嬉しいです。

➡ 即購入を促しつつ、前向きな印象を残せる一言。

自分に合ったテンプレを何個か持っておくと、今後も安心して出品できますよ！

返信すべき？無視でもいい？状況別の判断ポイントとは

つぎに、返信すべき？無視でもいい？状況別の判断ポイントについて解説していきます。

メルカリでは「値下げ依頼への返信義務はない」とされていますが、状況によっては返信したほうが良いケースと、スルーしても問題ないケースに分かれます。

ここでは、返信すべきかどうかを判断するポイントを整理します。

① 基本的には「柔らかく返信」がおすすめ

• できれば最初の交渉には短文でも一言返すのが理想的
• 丁寧な印象が残り、トラブル予防にもつながる
• 無視されることに敏感な購入者も多いため、最初は一言返すだけでも好印象

② 無視でも問題になりにくいケース

• 非常識な大幅値下げ要求（半額以下など）
• 横柄・命令口調・上から目線の交渉コメント
• 短期間に何度も同じ人から執拗に交渉されるとき
• 過去の評価でトラブル履歴が多い相手

➡ こうした場合は無理に返信せずスルーが安全。
必要に応じてブロック対応も視野に。

③ 返信をおすすめするケース

• 初めての交渉で丁寧な言葉づかい・常識的な値引き提案
• 購入意思が高そうで前向きに検討してくれている様子がある
• プロフィール評価も良好な購入希望者

➡ こうした相手には一言返信するだけで、良好な取引に発展する可能性が高まる。

④ 長期間反応がない場合はどうする？

数日放置した後で「まだ検討中でしょうか？」と催促されることもあるが、基本的には無反応が出品者の意思表示として通じている文化もある。

⑤ 無視が気になるときはテンプレ返信を用意

毎回考えるのが負担なら、定型文を準備しておくと安心

例：
「ご覧いただきありがとうございます。恐れ入りますが、こちらは現状価格での販売を希望しております。」

メルカリでは、返信する・しないは出品者の自由。

自分のペースと気持ちに合わせて柔軟に判断していきましょう。

無理な値下げは断ってOK！トラブルを避けて気持ちよく取引しよう

メルカリでは値下げ交渉が日常的に行われていますが、出品者が必ず応じなければならないわけではありません。

むしろ、送料・手数料・仕入れ価格などを考慮して、最初からギリギリの価格で出品している人も多いのが現実です。

ただし、断り方には少しだけ配慮が必要です。感謝の言葉を添えたり、理由を簡潔に伝えたりすることで、角が立たず相手も納得しやすくなります。

例文でも紹介したように、「送料・手数料を考慮して現状価格でお願いしております」や「ご希望には添えかねますが、ご検討ありがとうございます」など、柔らかい表現を心がけるのがコツです。

また、一部の非常識な要求や高圧的な交渉には無理に対応せず、無視やブロックという自衛手段も選択肢の一つです。

メルカリはたくさんの利用者がいる場だからこそ、すべての交渉に応じる必要はありません。

自分の意思を大切にしつつ、気持ちよく取引を続けていきましょう。

丁寧に断る力も、安心して出品を続けるための大事なスキルのひとつです！